学校だより
成長をうながす「振り返り力とフォーサイト手帳の活用」
5/16(金)の給食の時間に、オンラインで「『日々成長』は学び続けること」について、子供たちにプレゼンを行いました。プレゼン資料(一部)は右下のものになります。授業終わりに振り返りを行い、その時間にどんな学びができたのかを言葉で表します。振り返りは、あらゆる体験を学びにつなげていくことができるツールです。振り返りを習慣化することができれば、自律型学習者へと成長していくことができます。フォーサイト(foresight「展望」)手帳は、「PDCAサイクルを回す力」が自然に身に付く手帳です。この手帳を活用して、子供たちの夢への展望を広げていければと考えています。
新学習指導要領で、育成すべき資質・能力の1つに挙げられている「学びに向かう力、人間性等」。変化の激しいこれからの時代では、生涯に渡って自律的に学ぶ力がますます重要になってきます。自律的に学ぶ力を育成するためには、見通し・学び深める・振り返りの3つのステップを循環的に行っていくことが求められます。そのサイクルを確立するためには、どのような取組が有効となるのか。振り返り力とフォーサイト手帳の取組から探っていきます。
子供たちが主体的に学ぶためには、先生から言われたことを言われたとおりにするだけでは不十分です。学習者自身がメタ認知※を働かせて、自分の学び方を問い直し、よりよいものにしていく能動的スタンスが必要です。
※メタ認知・・・自分の思考や行動を客観的に把握し認識する力
私たちはVUCAと称される変動性・不確実性・複雑性・曖昧性の高い世界に生きていますが、今後はさらに予測困難な時代になっていくと思われます。こうした世界では、従来の学力観は通用しません。もちろん基礎的な学力は大事ですが、それに加えより広い視野で物事を捉え、多様な立場や考えを尊重しながら挑戦していかなければならないのです。本校の教育目標「自律・共生・創造」もこれからの時代をたくましく生き抜く力を養っていくという思いを込めて、令和5年度に変更しました。「日々成長」を合言葉に、子供たちと共に成長し続けていきますので、引き続きの御支援をよろしくお願いいたします。
日々成長を実感
校庭の桜もあっという間に若葉の季節となりました。新年度の生活も2週間を過ぎ、緊張気味であった子供たちの表情も、日に日に柔らかく明るさと輝きを見せ始めています。
先日は大変御多用の中、年度当初の授業参観・PTA総会・後援会総会・学年部会保護者会に御参加頂き、ありがとうございました。学年主任から学年作りの方針を伝え、担任からも説明があったと思います。保護者の皆様からも御意見を伺うことで、今年度の《共育》がスタートされたことと感じております。ありがとうございます。
PTA総会の時にも話しましたが、「みんなが『成長』できる那須中央中学校」~日々成長~①子供が「成長」する学校 ②教職員が「成長」する学校 ③保護者・地域も「成長」する学校を目指していきたいと考えております。2週間という学校生活の中でも、すでに子供たちの「日々成長」を実感することができています。
4月3日(木)、新年度がスタートし、初めての部活動の日に、教頭先生と各部活動の様子を見学に行った際には、大きな声で元気のよいあいさつをしてもらいました。4月10日(木)の1時間目に行われた対面式・中央中ガイダンスでは、生徒会長の さんのあいさつから始まって、那須中央中学校の学習・生活・専門委員会について、分かりやすく生徒会執行部と各委員長が説明してくれました。その後の部活動紹介も各部共に工夫が素晴らしく、新入生も楽しみながらそれぞれの部の雰囲気を味わえたことと思います。3年間真剣に取り組み、自分自身を成長させてくれる部活動、本校では生徒主体の取組となっています。那須町でも地域移行検討のための協議会と検討会が立ち上がり、小中学校の部活動の地域移行について話し合いが始まっています。この後、方向性等、協議された内容については、随時皆様にお知らせいたします。あわせて、主役である子供たちにもしっかりと伝えていきたいと考えています。4月21日(月)の6時間目には、生徒総会①が開催され、令和7年度前期のそれぞれの活動内容が説明されました。生徒会執行部を中心に8の専門委員会、そして各部長から総体や各種コンクールに向けての思いが発表されました。生徒スローガンは「明明之志~全力で挑戦~」、子供たちの挑戦を私たちも全力でサポートしていきたいと考えています。これからも様々な教育活動を通して、「日々成長」を目指していきます。
入学・進級おめでとうございます。
新たな希望や決意、心地よい緊張感や感激、それらの新鮮な気持ちに胸弾ませて、輝くような笑顔と明るく弾む声で登校した子供たちが、新年度のスタートラインに立ちました。1年生のみなさん御入学おめでとうございます。2年生・3年生のみなさん進級おめでとうございます。1年生86名を迎え、全校生271名、12学級で令和7年度がスタートしました。
私は、4月1日花冷えの日となりましたが、職員玄関前のプランターの花々と教職員の温かなもてなしに迎えられ、那須中央中学校の一員になりました戸村一郎(とむらいちろう)と申します。榎雅宏前校長の後任として、本校に着任いたしました。教頭として3年間那須中央中学校にお世話になり戻って参りました。よき伝統を土台として教育活動の一層の充実を図り、教職員一丸となって子供たちの健やかな成長を支えてまいります。引き続き、保護者・地域の皆様の御理解・御協力をよろしくお願いいたします。私は、「みんなが『成長』できる那須中央中学校」を目指して、めざす学校の姿を「子供たちが『成長』する学校、教職員が『成長』する学校、保護者・地域も『成長』する学校」~日々成長を合言葉に、今目の前にいる子供たち、そしてその御家族、地域の皆様が、10年後、それ以降の未来も笑顔で過ごせるような力を、子供たちに学校で育むことに責任をもちたいと考えています。
将来の予測が困難な状態にある中で、子供たちは成長していきます。そのような社会を生き抜く子供たち、無限の可能性を秘めている子供たちが、夢や希望を持って21世紀をたくましく、たのもしく、生き抜くことができるよう「那須中央中での学び」を進めてまいります。その子のよさを見つける、よさを伸ばす、そしてよりよい成長の後押しをする、という「子供を主語に」が学びのコンセプトです。
皆様におかれましては様々な機会に学校に足を運んでいただき、本校の教育活動に御理解・御支援をいただきたくお願い申し上げます。