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学校だより

仲夏の候、保護者・地域の皆様におかれましては、益々御健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、令和8年度、本校(および校区内3小学校)は、「自立した学習者の育成」を共通の大きな目標に掲げ、小中一貫教育の新たな一歩を踏み出します。これからの時代を生き抜く子供たちに必要なのは、言われたことをこなす力だけではありません。自分で考え、自分を整え、多様な人々と協力しながら道を切り拓く力。すなわち「生徒(子供)を主語とする学び」です。

本校では、4つの専門チーム(指導部)が手を取り合い、小学校から中学校まで一貫した支援を行います。

1. 「人との関わり」から自立する(生徒指導)

ただ仲良くするだけでなく、自分の気持ちを適切に伝え、相手を尊重する「ソーシャルスキル」を磨きます。社会の中で、自分らしく、かつ円滑に生きていくための土台を作ります。

2. 「学び方」を自分でつかむ(学習指導)

「フォーサイト手帳」などを活用し、自分の学習を自分で計画し、振り返る習慣を身につけます。失敗を恐れず、「次はこうしてみよう」と試行錯誤できる力を育てます。

3. 「自分を整える」力を養う(健康指導)

生活習慣や体調の管理は、全ての活動の基盤です。自分の心と体のサインに気づき、自分に合った調整ができる「自己管理の達人」を目指します。

4. 「違い」を力に変える(特別支援教育)

一人ひとりの強みや弱みを認め合い、誰もが「自分に合った学び方」を選べる環境を整えます。多様性を当たり前として受け入れる温かい心を育みます。

 保護者・地域の皆さまへのお願い

「自立」への道のりは、決して平坦ではありません。時には失敗し、立ち止まることもあるでしょう。その時、大人がすぐに答えを与えてしまうのではなく、「どうしたい?」「次はどうする?」と、子供が考えるのを待ってあげる勇気が必要です。学校・家庭・地域が同じ眼差しで子供たちを見守り、彼らが「自分の人生のハンドルを自分で握る」姿を共に支えていきましょう。

引き続き、本校の教育活動への御理解と御協力をお願い申し上げます。

本校は、令和89年度の「サキドリ研究校」として指定を受け、研究に取り組んでまいります。

サキドリ研究校とは、「調整授業時数制度」(各教科等の時数調整や教科の新設、裁量的な時間の活用など)を先取りして試行し、柔軟な教育課程の編成・実施に挑戦する学校のことです。

具体的には、生徒一人ひとりの学びや互いの成長を支え合う人間関係を築くための時間を新たに設定します。この時間は、生徒が自ら課題を発見・解決する「自治的活動」の核として位置づけます。特に学年リーダー会が中心となり、学年目標の達成に向けた活動を自ら企画・運営することで、指導の主体を「教師」から「生徒」へと完全に移行させることを目指します。教師は伴走者(ファシリテーター)として、適切な助言や環境設定に徹しますこれらの活動を通じ、生徒がリーダーシップ、協働性、そして自己決定力を育み、主体的な学びを深めていくことを期待しています。その一助として、オープンスペース(学年別学習室)の活用を推進しています。昨年度、生徒会執行部が購入したソファやクッション等を活用し、生徒自らが空間をデザインすることで、自分たちの学びを深めるのに最適な環境を自らの手で整えていきます。

この新しい取り組みの準備の様子を紹介します。下記の写真は、「裁量的な時間」に向けての学びの場の工夫の様子です。学級の教室と学習室(オープンスペース)の中から、生徒たちは「自分に一番あった学びの環境」を自分で選び、それぞれの課題に取り組んでいく予定です。

 

「日々成長」を合言葉に、子供たちと共に成長し続けていきますので、引き続きの御支援をよろしくお願いいたします。

 

校庭の桜もあっという間に若葉の季節となりました。新年度の生活も2週間を過ぎ、緊張気味であった子供たちの表情も、日に日に柔らかく明るさと輝きを見せ始めています。

先日は大変御多用の中、年度当初の授業参観・PTA総会・後援会総会・学年部会保護者会に御参加頂き、ありがとうございました。学年主任から学年作りの方針を伝え、担任からも説明があったと思います。保護者の皆様からも御意見を伺うことで、今年度の《共育》がスタートされたことと感じております。ありがとうございます。


PTA総会の時にも話しましたが、フォーサイト手帳を使って、「自分」を知る。②オープンスペースを活用し、「学ぶ場所」を選ぶ。日課を見直し、本当にやりたいことの「余白」を創る。手帳で自分を振り返り、最適な場所を選び、自分の時間をデザインします。この3つが揃ったとき、子供たち自身が自分の人生をコントロールする「真の主役」へと成長していけるよう全力で取り組んでいきます。                  

4月10日()の1時間目に行われた対面式・中央中ガイダンスでは、生徒会長の     さんのあいさつから始まって、那須中央中学校の学習・生活・専門委員会について、分かりやすく生徒会執行部と各委員長が説明してくれました。その後の部活動紹介も各部共に工夫が素晴らしく、新入生も楽しみながらそれぞれの部の雰囲気を味わえたことと思います。3年間真剣に取り組み、自分自身を成長させてくれる部活動、本校では生徒主体の取組となっています。今年度那須町モデル事業が2中学校で行われ、12月予定で地域クラブ事務局が立ち上がることとなっています。この後の進捗状況については、随時皆様にお知らせいたします。あわせて、主役である子供たちにもしっかりと伝えていきたいと考えています。4月20日()の6時間目には、生徒総会①が開催され、令和8年度前期のそれぞれの活動内容が説明されました。生徒会執行部を中心に10の専門委員会、そして各部長から総体や各種コンクールに向けての思いが発表されました。今年度の生徒会スローガンは「進拓・創結・彩絆」、子供たちの挑戦を私たちも全力でサポートしていきたいと考えています。これからも様々な教育活動を通して、「日々成長」を目指していきます。

※生徒会スローガン 進拓(しんたく):日々進みながら、新たに切り開く

              創結(そうけつ):皆の創造を結びつける

              彩絆(さいはん):彩りある学校を、絆で創る

 

校庭の桜が4月初めに満開となり、例年に比べて暖かな新年度のスタートとなりました。新たな希望や決意、心地よい緊張感や感激、それらの新鮮な気持ちに胸弾ませて、輝くような笑顔と明るく弾む声で登校した子供たちが、新年度のスタートラインに立ちました。1年生のみなさん御入学おめでとうございます。2年生・3年生のみなさん進級おめでとうございます。1年生72名を迎え、全校生245名、11学級で令和8年度がスタートしました。本校職員も12名の新たな教職員も迎え、ONEチームで子供たちの成長を支えていきます。

私は、本校2年目となる戸村一郎(とむらいちろう)と申します。私は、「みんなが『成長』できる那須中央中学校」を目指して、めざす学校の姿を「子供たちが『成長』する学校、教職員が『成長』する学校、保護者・地域も『成長』する学校」、「日々成長」を合言葉に、今目の前にいる子供たち、そしてその御家族、地域の皆様が、10年後、それ以降の未来も笑顔で過ごせるような力を、学校で子供たちに育むことに責任をもちたいと考えています。引き続き、保護者・地域の皆様の御理解・御協力をよろしくお願いいたします。

昨日まで新しかったことが明日には古くなってしまうなど、科学や技術の進歩のスピードは想像以上に速く、社会の仕組みもどんどん複雑になっていきます。ウクライナ情勢や中東情勢のように、世界中を不安におとしめることが次々に起きています。そのような中で、子供たちは成長していきます。そのような社会を生き抜く子供たち、無限の可能性を秘めている子供たちが、夢や希望を持って21世紀をたくましく、たのもしく、生き抜くことができるよう「那須中央中での学び」を進めてまいります。その子のよさを見つける、よさを伸ばす、そしてよりよい成長の後押しをする、という「子供を主語に」が学びのコンセプトです。  

昨年度、後援会からの支援をいただい3団のTシャツを揃えての体育祭は、今年度5/14()に予定しています。多くの皆様に学校に足を運んでいただく機会となります。本校の教育活動に御理解・御支援をいただきたくお願い申し上げます。

令和7年度「みんなが『成長』できる那須中央中学校」を目指す学校として、「日々成長」を合い言葉に1年間取り組んできました。子供たち自身のがんばりと保護者、地域の皆様の御支援のおかげで大きな成長を確認できる1年となりました。

3月10日の卒業式では、  名の卒業生を送り出しました。そのときの在校生代表     さんと    さんの送辞の一部を紹介します。

送辞一部抜粋

そして、先輩方との思い出を振り返るたびに胸が締めつけられるのは、もう二度と同じ時間は戻らないと分かっているからです。しかし、共に過ごした日々は、これからもずっと私たちの心の中で、何度でも暖かく息を吹き返します。そのたびに、そばにいてくれた日々の尊さを、あらためて思い知らされるでしょう。

気づけば、もうすぐ私たちが最上級生となります。まだまだ未熟な私たちですが、3年生から託されたバトンをしっかりと握りしめ、那須中央中学校の伝統を守り、さらに発展させていけるよう努力してまいります。これから先、つらいことや悲しいこと、どうにもならない壁にぶつかることもあるかもしれません。それでも、皆さんなら絶対に大丈夫です。那須中央中学校で積み重ねてきた経験や思い出は、これからの人生を支える大きな力になるはずです。

そして、いつでも皆さんのそばには、助け合える仲間がいます。ともに乗り越えてきた仲間がいます。自分のことを大切に思ってくれる仲間がいます。どうか、この学校で築いた大切な絆を、これからもずっと大切にしてください。後輩として、この那須中央中学校でともに生活できたことを、心から誇りに思います。今までありがとうございました。

卒業される皆さんの未来が、春の陽光のように輝き、希望に満ちたものでありますよう、在校生一同、心よりお祈り申し上げ、送辞とさせていただきます。

 

しっかりと卒業生からのバトンを受け取ることができました。

 「日々成長」のための取組を継続発展させていきます。

 引き続きの御支援と御協力をお願いいたします。

本校第9回卒業式、卒業生代表     さんと    さんの答辞、校長式辞の一文を抜粋し紹介します。

答辞一部抜粋

こうした日々の中、隣にはいつも支え合える仲間がいました。本当に信頼できるからこそ、感情をぶつけても分かち合える。失敗を許し、努力する仲間を心からたたえることができる。クラスも部活動も関係なく、私たちはひとつだった。だから私も変われた。そんなこの学校が、私たちは大好きでした。

在校生の皆さん。私たちは頼りになる存在ではなかったかもしれません。けれど、これまで先輩として慕い、共に那須中央中学校を盛り上げてくれたことに、心から感謝しています。今日まで磨き守ってきたこの伝統を、本日引き継ぎます。活気あふれる素晴らしい学校を築き上げてください。

(中略)

ここから私たちの新たな人生が始まります。『僕らは生きていくのだから』、時に立ち止まることもあるでしょう。でも、それぞれの『正解』を探すとき、この仲間との繋がれた『糸』が、絆となり支えてくれます。那須中央中での日々を自信と誇りに、前を向いて進んでいくことを卒業生一同、ここにお約束します。

最後に、皆様の御多幸と那須中央中学校の益々の御発展を心からお祈りし、答辞といたします。

「さようなら」、そして「ありがとう」

 

式辞一部抜粋

四月からは、それぞれが新しい環境でのスタートを切ります。

これまでのような居心地の良さを感じられず、不安や緊張を覚えることもあるでしょう。しかし、その震えるような気持ちを、「自ら道を切り開く」という高揚感に変えて、力強く羽ばたいてほしいのです。

そのために、大切にしてほしいことが三つあります。

一つ目は、「日々成長」の志です。昨日の自分を一つでも超えられるよう、物事を前向きに捉える姿勢を持ち続けてください。

二つ目は、「言葉の力」です。「言霊」という言葉通り、発する言葉は、その通りの結果を引き寄せる力を持ちます。自分に対しても、周りに対しても、ポジティブな言葉をかけてください。それが、あなた自身のマインドを正しい方向へと導く土台となります。

三つ目は、「準備」です。大谷翔平選手は「最も準備をする者に幸運の女神は微笑む」という考えを体現しています。輝かしい結果は、見えない場所での準備の延長線上にしか存在しません。

そして、一番大事なのは「自分を変える力」です。壁がある時こそ中学校で得た全力で挑戦する心を思い出し、どうすれば乗り越えられるかを自分自身に問いかけ、行動することで、思い描く未来を自らの手でつかみ取ってください。

 

御卒業おめでとうございます。卒業生  名の未来に幸多きことを願っています。

ワールドシリーズ連覇、3年連続4度目のMVP、二刀流での復活。大谷選手は、常に「できない」を「できる」に変えることを継続して行ってきています。どのような考え方(思考法)で、困難なことを可能にしてきたのでしょうか。書籍『大谷翔平の思考法』(児玉光雄著)を読んで考えたことをお伝えします。

まずは、「大きな夢は小さな目標の総量である」ということ。大きな目標よりも小さな目標を着実に一つずつクリアすることにやりがいを見出すことが大切です。1年先の目標よりも日々の目標を完璧にこなすことに全力を尽くすことです。日々の練習の中で行っていることについて、大谷選手はこう語っています。「いくつかのパターンの中で、これがいいのか、あれがいいのか、あれがいいのかを1日に一つだけ、試していく。一気に二つはやりません。で、これはよかった、こっちはどうだったと、毎回、試していく感じです。それを毎日、ipadに書き留めています」

(『雑誌ナンバー2020.5.21号』文藝春秋)

大谷選手であっても日々の小さな満足感や充実感を大事にしてきたから偉大なメジャーリーガーにまで昇り詰めることができたのです。一流の人たちの共通点は、小さな進化にとても敏感で、それをやり甲斐にして着実に進化していくことです。一方、多くの人々は、努力の見返りをできるだけ早く得ようとしています。そして行動しても、その結果がすぐに表れないと、簡単に行動を止めてしまうのです。

 次に、今「ポジティブ心理学」が注目されています。この世に生を受けたあなたに与えられた時間をいかに幸福感を持って過ごすか?これは誰にとっても、とても重要です。そのヒントを大谷選手は私たちに教えてくれます。大谷選手ほどポジティブ思考の持ち主はなかなか見当たりません。あるとき、大谷選手はこう語っています。

「良くても悪くても、どんどん変えていくっていうのは良いところじゃないかなと思いますね。まあ、すごくいい状態のときでも、それを維持していこうというよりも、それを超える技術をもう一つ試してみようかなと思う。挑戦してみようかなというマインドがあるのは、得なところだと思います」(『道ひらく、海わたる大谷翔平の素顔』扶桑社)

多くの人々が「ポジティブ思考」とは、物事の良い面だけを見て楽観的になることと考えています。しかし、それは明らかに間違っています。真のポジティブ思考とは、「物事をありのままに受け止めて、それをより良くするために全身全霊をかけてベストを尽くすこと」なのです。

 最後に、「好奇心を膨らませて積極的に行動を起こそう」です。試行回数を増やすことが成功に着実に近づく強力な要素です。そのことについて、大谷選手はこう語っています。

「やればやるだけ洗練されていくものだと思うので・・・そこは数をこなしていくのが大事なのではなくて、数をこなす分、よかった、悪かった、の回数が増えていくことで、それがより洗練されていくことにつながっていくんだと思います。数が決まっているとそこまで辿り着けなかったり、自分が思うスイングができなかったりということが出てきてしまいますから・・・」(『雑誌ナンバー2019.6.27号』文藝春秋)  

 人生における夢の実現は、「描いた夢の数ではなく、あなたの行動の数で決まる」です。

冬休み明け全校集会(オンライン)で生徒に伝えたことをお知らせします。

朝の貴重な時間をいただき、失礼します。新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。皆さんは、「一年の計は元旦にあり」という言葉を知っていますか。「一年の計は元旦にあり」の意味は、新しい年の計画は、年初めの元旦にきちんとたてなさい。ということです。そして、なにかを始める時には、計画をきちんと立てる必要があるということです。皆さんは、この令和8年(2026年)をどのように過ごしていこうかと計画を立てたでしょうか。

私は、20歳の時から続けている年始めのルーティーンがあります。30年以上続けています。元旦にランニングを行い、1月2日には箱根駅伝の往路スタートと大学ラグビー準決勝を観戦しています。コロナ禍で行けていなかった箱根駅伝、今年も箱根駅伝のスタートを見てから、国立競技場で大学ラグビーの準決勝を観戦しました。そして、今年自分が取り組むべきことを「手帳」に書くようにしています。この「手帳」に書いた内容をことあるごとに振り返るようにしています。今年もこのルーティーンを行い、2026年がスタートしています。

3年生の皆さんは、進路に向けて具体的な努力目標、「入試に向けてこういう計画で学習していこう。こんなふうに生活していこう。」ということを考え、スタートしていることと思いますし、4月からの新しい生活では「こんなことをしたい」という夢を持てていると思います。

1・2年生の皆さんは、どうですか。今の学年をどのように締めくくるか、そして進級してからの新しい学年では、どのような計画で、充実した学年にしていくか、考えていますか。「まだ計画を立てていない」人は、どんな1年にしたいか思い描いてください。思い描くだけでは、何も変わりませんので、それに向かって何をどのようにするかという具体的な計画を立ててください。そして、計画したこと、やろうとしたことを少しずつ行動し始めてください。そうすれば、あなたのこれからの成長が、とても楽しみになります。

最後に、那須中央中学校「日々成長」の取組が注目されています。「振り返り力とフォーサイト手帳の活用」の2本柱を中心に、見通し・行動・振り返りのサイクル(AARサイクル:Anticipation(見通し)- Action(行動)- Reflection(振り返り))が確実に定着してきています。

3年生がリードしてくれた那須中央中スタイル(那須中央中メソッド)を皆さん自身がさらによいものにしていってくれています。ひとり一人の成長が、那須中央中学校を大きく成長させてくれています。2026年が、皆さんそれぞれにとって、また那須中央中学校にとって、よい年になることを祈念します。

 

昨年は、生徒会スローガン「明々之志~全力で挑戦~」を3年生が手本を示してくれました。部活動での活躍や実力テストでの学力向上、3つの団で大いに盛り上がった体育祭、一人一人が主役となった文化祭、生徒主体の「中学校へ行こう」と、生徒の「日々成長」を身近に感じることができ、本校1年目の校長として大変幸せな一年となりました。多くの皆さんの支えがあり、豊かなかかわりの中で生徒は成長してきています。その成長を止めることなく、さらに加速していけるように、教職員一丸となって新年度も取り組んで参ります。御理解と御支援を引き続きよろしくお願いいたします。

5月号で本校の2つの柱、自己管理ノート「Foresight(フォーサイト)手帳」と授業内のねらいと振り返りの徹底から「振り返り力」によって成長をうながしていることを紹介しました。新学習指導要領で、育成すべき資質・能力の 1 つに挙げられている「学びに向かう力、人間性等」。変化の激しいこれからの時代では、生涯に渡って自律的に学ぶ力がますます重要になってきます。自律的に学ぶ力を育成するためには、見通し・学び深める・振り返り※の3つのステップを循環的に行っていくことが求められます。そのサイクルを確立するためには、どのような取組が有効となるのか。授業の振り返りとフォーサイト手帳の取組から探ってきました。成果として、様々な方から子供たちの成長ぶりをお褒めの言葉でいただいています。
※見通し Anticipation・学び深める行動 Action・振り返り Reflection

    ・・・AAR はよりよい未来の創造に向けた変革を起こすコンピテンシーを育成する触媒でもある
学校HPでも紹介しましたが、先月本校で行われた2つの活動から子供たちの成長ぶりを紹介します。11/7(金)那須地区理科部会秋季研修会で2年1組深澤先生の理科の授業参観された方からは、「課題解決のために、自由に実験や活動に取り組む場面では、子供たちが関心を高くもって主体的に臨んでいた。互いに協働的な学びが見られ、思考の深まりが感じられた。」11/22(土)4年目となる「中学校へ行こう」の講師の先生方からは、「まっすぐに話を聞いて、素直に行動に移してくれるお子さんばかりで、あっという間に時間が過ぎていきました。子供たちと過ごした時間がとても楽しく、力をいただきました。」
もちろん、高校入試に頑張っている3年生にとって、目の前の成績が気になるのは分かりますが、大切なのは「これからの社会で生きていくために役立つことは何か」ということです。学力という言葉を考えるとき、この熟語の個々の要素、つまり「学ぶ」と「力」の間に言葉を補う必要があると思います。教室で学んだり本を読んだりして得た知識は「学んだ力」です。これに加えて、学んだことを組み合わせて活用できる「学ぶ力」も必要です。もう一つ重要なのは、「学ぼうとする力」です。今はまだ十分な力を持っていない人でも、学習意欲が高ければ、その人には大きな将来性があります。社会の場面では、学ぼうとする力を持っている人が強いのです。「学んだ力」「学ぶ力」「学ぼうとする力」の3つを合わせて学力だとする考えがあります。生きるための学力とは何かということでしょう。学びを押し付けるのではなく、子供の学びや関心に応じて学びを深めていけるように授業をデザインしていく。教員には、コーディネーターあるいはファシリテーターとしての役割が求められます。子供たちと共に私たち教員も成長し、生きるための学力をしっかりと身に付けていけるような環境を整えていきます。

11 月 1 日(土)、那須中央中学校として10回目の中央祭。町文化センターでの開催が4回目となります。
多くの観客の皆様をお迎えして、子供たちの生き生きとした活動ぶりを披露することができました。中央祭の
午前は、文化的な発表やクラス合唱、合唱部の素晴らしい歌声がホール中に響き渡りました。午後は吹奏楽部と
有志での発表の機会、吹奏楽部 3 年生の最後のステージ素晴らしい演奏でした。これまで積み上げてきたものが
良い方向だったということが確認できた場面でもありました。 
1年生にとっては初めての中央祭。大いに楽しみ、先輩方のパフォーマンスに圧倒された場面もあったことと
思います。先輩方の姿を目標にし、これからも日々成長していってくれることと思います。学校に来て楽しかっ
たと感じる、仲間と充実した時間を共有できた実感、そんな思いをつくることが学校にとっては大事だと考えて
います。午後の有志発表の場にも多くの生徒がチャレンジしていました。授業だけでは見られない生徒の様子を
見ることができて、新たな一面を発見しました。きっと、私と同じ思いをもたれた保護者の方も多かったのでは
ないかと思います。まさに学び多き・実りの秋となりました。来年度の中央祭に今年度の成果を引き継いでいっ
てくれることと思います。
人の成長はよく「守破離」になぞられて語られます。「日々成長」を那須中央中学校のテーマに設定したのは、
「離」の段階に入ってほしかったから。でも、一度、守破離のサイクルが回ったからといっても、そこで完成で
はありません。私たちは停滞したり、失敗したり、後退したりしながらも何度も何度も、このサイクルを繰り返
し、「なりたい自分へ」と成長していきます。いろいろな場面でチャレンジする子が多くなってきています。失敗
を恐れるのではなく、失敗することで成長できるとポジティブに考え、これからも多くのことにチャレンジし、
自分の可能性を広げていってくれることを期待しています。
また、11 月 27 日(木)には中学生が3小学校に行き、小中合同防災教育を行いました。東陽小と学びの森小で
は小学 1 年生から中学 3 年生、黒田原小ではインフルエンザの流行により残念ながら中止となり中学生のみの活
動となって、地域の防災士の方にお世話になり防災について学びました。異学年交流を大切に「つながり」をつ
くるために、中学 2 年生が中心となって楽しいレクリエーションも行いました。地域での子供たち同士の「つな
がり」が、いざというときの助けに必ずなると思います。今後、地域も巻き込んだ防災教育へと発展させていき
ますので、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
中学校教育で「生きる力」を身に付け、社会で通用する教育を進めていけるよう今後も努力していきます。

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